CROSSTALK

専門学校生のときに求人ガイダンスで、当時の広小路店の店長と出会って。話してるうちに興味が湧いてきて、その後サロン見学に行ったらとても雰囲気が良くて「ここで働きたい！」と思ったのがきっかけです。

数ある店の中からスパイラルを選んだ理由は？

その店長さんの人柄。「この人、めっちゃいい人…！こういう人の元で働きたい」って心惹かれたのが大きかったと思う。

私は就活せずに入社した、イレギュラーなパターン。小学生の頃から美容師になりたいと思っていて、高校生のとき、当時担当してもらってた池田さんになんとなく相談したら「うちでバイトしてみたら？」って誘ってもらい、高3から1年間バイトしました。働くうちに、とてもいい雰囲気のサロンだなあと思って、そのまま面接も何もなく入社に至った感じです。

美容師は「おしゃれで自由で、個性を出すのが仕事」「とにかく自分らしくいればいい！」というイメージをずっと持っていました。でも、アシスタントとして働き始めて、あまりに自由奔放な私を見た先輩から「それはちょっと違うよ」って言われて。でも私は理解できなくて「なんで？」ってずっと思ってた。

確かにそれはあったかも。私も当初、サロンには規則がないし、髪色もピアスもネイルも自由で「美容師は個性が大事！自由に何してもいい！」みたいなイメージありました。

そういうギャップとか、いろいろあって「辞めたい」って言ってた時期もあったな…。

辞めずにすんだのは、何かきっかけがあったんですか？

池田さんが「高畑は高畑のままでいいけど、お客様からお金をいただいている以上、これは仕事。だからまずはしっかり土台を作って、人として認めてもらった上で、自分を表現した方がかっこいい」って言ってくれて。

なるほど…！

それ聞いても当時の私は「そんなのできない」とか「向いてない」って後ろ向きで。でも、先輩が期待してくれてるのはすごい伝わってきたんだよね。誰かが自分のことを必要としてくれてることを実感して、もう一回頑張ってみようって思えた。周囲のおかげで、踏みとどまれたんだと思う。

確かにその「自分を出していい」っていう匙加減って、私も初めのうちは迷って、先輩に相談したりしたなあ。

先輩たち、軽そうに見える人（笑）も、根は結構真面目で、人としてのベースをしっかり築いてるからこそ「個性」や「自由」が生きるんだなって思った。それが理解できるまで時間かかったけどね！

入ったばかりのアシスタントと、入社3年のスタイリストでは、年齢はそんなに変わらないのに考え方とか全然違いますよね。今になってようやく、「あのとき先輩が言ってくれたのはこういうことだったのか」って理解できたりします。

そうやって導いてくれる先輩がいるのはありがたいよね。

スタッフとお客様との関係性ができていて、アットホームな雰囲気なのが気に入っています。25年くらい続いてる歴史あるお店なので、かなり長い間通ってくださっているお客様もいて。私が入った時も「新しい子入ったんだね、頑張ってね！よろしく」って、お客様から「いらっしゃい！」って迎えてもらったような気持ちでした。お客様とスタイリストの距離も近いですし、本当の家族みたいな人もいて、とっても仕事しやすいです。

それ、なんかわかるかも。うちの店は、スタッフみんなが「お客様が来店されたら、みんな一度は関わろう」みたいな方針で、ちょっと挨拶しに行って話したりするのが当たり前なんだよね。過去に一度、友達の店に遊びに行ったとき、最初から最後まで担当者としか話さない雰囲気で、私としてはちょっと寂しくて。「店全体で迎える」っていう空気感は、私に合ってると思う。

そう考えると、挨拶ってお客様と話すいいきっかけになりますよね。それをきっかけに、みんながお客様のこと知れるのが良いと思う。会社全体、サロン全体がそういう雰囲気だから、関係性が作りやすい気がします。

うんうん、そんな感じ。それがスパイラルの魅力だと思う。たくさんのお客様と関わり合えるのは嬉しいし、楽しいよね！